店主の旅行記 ウィーンで蕎麦の種を蒔くNO.2

ウイーン

江川氏、成田・・そして、オーストリア・ウイーンへ

お酒など呑みながら話を聞いてみると、
ウィーンで蒔いてきた蕎麦が

見事に花を咲かせたとのニュースが、

読売新聞ウィーン支局長から電話で知らされ、

その蕎麦の花の中で、庭の持ち主

(ウィーンフィルハーモニー、ホルン奏者、

ローランド・ホルバート氏)家族の写真が

日本の新聞でも報じられたそうだ

(後日、その新聞が送られて来た)。

江川氏はオーディオ評論家で、その道ではかなり有名な人らしい。
そして、蕎麦には相当なこだわりを持っていて、持参した大きな段ボール箱は、自分で考えて作りだした100%そば粉での「そば作りセット」だった。

作り方ビデオ(自作自演)にのし板、めん棒、こね鉢、包丁のセットで、もう何セットか売れているとの話にはびっくりしてしまった。そんなことがあって、9月中旬頃、蕎麦がうまくできそうだから刈り取りに一緒にいきましょうとの誘い。

ヤッター、最初の夢とはチョット違うが、人の褌で何とやらで同行させて戴くことにする。

10月29日に出発するとの連絡。

始めは気楽について行けばいいと思っていたところ、出発の一週間前になって、日本大使館の公邸でお客様をお招きして、日本の食文化のそば打ちの披露とそばパーティを開くことに決まったとのこと。いやはやびっくり。

それから出発迄の大変な騒ぎはさておき、取り合えずそば粉6㎏、そば切り包丁、めん棒と、大変な出で立ちで夜行列車に乗り成田に向かう。

成田では、後にも先にも8月に一度だけしかお会いしたことのない江川夫妻に会えるかどうか不安であったが、独特の風貌のご夫妻だったので、すぐに挨拶することができた。もう一人、江川氏の古くからの友人で、レコード会社に勤めていたという辻さん(レコード会社では世界各国を仕事で飛び回っていた)の四人一行で、小雨にけむる成田を後に、オーストリア・ウィーンへ向けて飛び立った。

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