店主の旅行記　ウィーンで蕎麦の種を蒔くNO.4

ソバの実収穫、そして･･････

日曜なので教会に行っているらしく留守だったけれど、中に入りそばを 刈り取るというより、実だけむしり取るといったとこ。
やはり少し収穫するには遅すぎる。

美味しそうな実が土の上にいっぱいこぼれていた。

それでも、ウィーンでそばが収穫できる証が得られたことが、 江川氏も私も嬉しいのであった。

収穫を終えた頃、ホルバート夫人と四人の姉妹が教会から帰って来る。

家の中に案内され、アップルパイを頂く。

さすがフィルハーモニー楽団の一員の屋敷は広く、凄い。

後日、昼食を招待される。この夜はヴェートーベンの住んでいた街へ出掛け、 音楽を聞きながら、本場のワイン・ホイリゲを味わい、 ウィーンの中心部を一周するリンクという電車に乗りざっと見学して宿に着く。

さあ、いよいよ明日の用意と、そば粉、包丁、エプロン、日本のわさび粉もＯＫ。

さて、めん棒は、エッ！めん棒が無い。

身体中の血が引いていく思いだった。多分、タクシーの中だとしか思えない。

夜分申し訳ないと思いつつ、江川氏夫妻にこのことを告げて、 心配しつつも床につく。